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ハチ北ミュージックフェス

ハチ北ミュージックフェスは、僕たちハチ北に住む有志によるミュージックフェスです。

僕たちはたくさんのミュージックフェスを知っているわけではありません。音楽やフェスの専門家でもありません。

フェスに関わってくれるほとんどの人は、普段は旅館や自分の店の仕事をしている人たちです。

でも「こんなフェスが地元にあってほしい」「世の中にこういう場所があってほしい」という思いをこめて、100%手作りで作っているフェスです。

東京でミュージシャンを目指していた僕が地元に帰ってきて思ったことは、「自分の生まれ育ったハチ北でミュージックフェスをしたい」ということでした。

その気持ちだけで何も知らないまま手探りで始めたハチ北ミュージックフェスも、今年で四回目となりました。

一度地元から離れたからこそ分かる、地元のよさがあります。

ハチ北は、スノーシーズンはスキー場として営業を行なっています。
みなさんが知っているハチ北の顔は、スキー場としての顔がほとんどかもしれません。

けれど、それ以外にも見てもらいたい景色がたくさんあります。

春、雪が消えると草木の新芽が一斉にはじけだします。
雨のあとのあざやかな緑と、まだやわらかそうな稲の植わった段々畑に映り込む夕日。
水源には何種類もの蛍が生存しています。

夏には水の冷たさが際立ちます。昇竜の滝付近は天然のクーラーと呼ばれるほど涼しく、夜空を見上げると一面に星が散らばっています。

秋、標高1,221mを誇る山頂からの景色は抜群で、山々の頭上に広がる空と眼下の紅葉を一挙に眺めることができます。

それだけではありません。ハチ北は食事も魅力的です。

松阪肉や近江肉をはじめ、様々な地方で育てられるブランド牛の素牛となっている但馬牛の脂は信じられないくらいに甘い。町のお母さんたちが採ってきた山菜は何日もかけて、ゆっくり、やわらかく煮付けて。

こんなにいい場所で、何万人も受け入れられる施設だってあるのに、オフシーズンに持て余すのはもったいない。そんなふうに思っていました。

ただ一人フェスをやりたいと言い出した僕に「おまえが頑張ってるんなら」「そんなやりかたじゃだめだよ」と手を貸してくれる仲間が、一人また一人と増えてきて、「地元でフェスをやりたい!」その一心で初めたハチ北ミュージックフェスも今年で三年目を迎えることになりました。

一年目は、ただフェスを実現するためにがむしゃらに突っ走って、なんとか形することができました。

地元の工務店やアクティブクラブ、観光協会の協力を得て、資材や土地、電気も全部貸してもらって、みんなで夜通しステージやゲートを組み上げました。全部が僕たち地元の誇りです。

二年目に差し掛かるにあたり、ハチ北ミュージックフェスを今後も続けるのかという話し合いをしました。

僕は正直、こんなにしんどいことはもういいと思っていたんです。
それでも僕以外のみんなが「やりたい」と言ってくれた。
ふだんとくべつ音楽を聴くわけでもない地元の人たちが、軒並み「よかった」と言ってくれた。
来年も楽しみにしてると言ってくれた。

それで決心がつきました。
自分が言い出しっぺなのだから、みんながやると言ったら自分はもう止まれない。

一年目が終わった直後から翌年の準備をして、役割を再分配し、これからフェスを続けてゆくことについて考えました。
結果的に、二年目にあたる2018年は協力してくれる人の数も増え、たくさんの化学反応が起こりました。

ハチ北ミュージックフェスは今はまだ小さなフェスですが、遊びに来てくれたお客様や関わりを持ってくれた方々の反応を見て、ハチ北ミュージックフェスがフェスとして動き出すのを感じました。

四年目となる2021年、ハチ北ミュージックフェスは開催時期を秋から初夏に変え、さらに一歩前進します。

音楽が好きな人、キャンプが好きな人、自然が好きな人、おいしいものが好きな人。
ぜひハチ北ミュージックフェスに遊びにきてください。

僕たちが言いたいのは結局、ハチ北を体験して、ハチ北を好きになってほしいということなんだと思います。

一度足を運んでもらえたら、あなたもきっと、ここが気にいるはずです。

ハチ北ミュージックフェス2021 実行委員会
実行委員長
西村智洋

開催概要

開催概要

【ハチ北ミュージックフェス 2021】
2021年6月20日(日)
OPEN –:– / START –:–
詳細は後日発表いたします。

主催

ハチ北アクティブクラブ

お問い合わせ

ハチ北ミュージックフェス事務局(ハチ北観光協会内)
TEL:0796-96-0732(8:00-17:00)
MAIL:info@hachikitafest.com
住所:〒667-1344 兵庫県美方郡香美町村岡区大笹